現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」
株式投資を始める前に、”現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」 ”という株式投資の入門書を読んでみましたので、本日はその感想を記事にしてみます。
■読んでみた感想は??
一言で言うと、”手堅く儲けたい人”にとっては大変参考になる本だと思いました。私の場合はバフェットのような長期投資をしたいと思っていますので運用方針が異なると思いますが、大変勉強になる一冊でした。というか、久々に良い本を読んだという感想で、この本を指南書とするかは別にして是非一読して頂きたいと思います。
■バフェットのような投資方法と何が違う!?
正直なところ、アマチュア投資家がより手堅く儲けたいと思うのでしたら、バフェットのような長期投資よりもこちらの本を参考にした方が良いと思います。なぜなら、バフェットのバリュー投資はその企業のブラント価値や将来キャッシュフロー等のプロの方でも算出の難しい値を包括的に評価しているのに対し、こちらの本はPBRの指標にフォーカスした財務基盤の強い安定企業に対するバリュー株投資で、初心者でも手を出しやすいからです。また時間軸の点でも、バフェットのような超長期投資は初心者では評価が難しく、、一方でこちらの参考書が推奨するやり方ですと、投資期間はせいぜい半年から1年程度で初心者でも想像しやすいかと思います。
■こちらの本に書かれていることについての私の感想!
いや、私も株式投資初心者ですので偉そうなことは言えませんが。。。笑 私の感想も添えて、こちらの本を紹介させて頂きます!
- 割安株投資の指南書。PBRを指標に投資判断。将来的に成長するというよりは、自己資本比率の高い財務基盤が強固な企業の割安株に投資するイメージ。
PBR
- PBRが0.5倍以下の優良株式に投資しようというコンセプト。ROEとPERはPBRに内包されているため、ROE、PERは考慮する必要なし?
- PBR通常1倍以下というのは、株主に期待されていないのでは?(事業の将来性が微妙なのでは?) 若しくは、純資産の毀損の可能性を疑うべき? (赤字の可能性や、時価評価になおすと価値がないとか)
- PBRが0.5倍のときに仕込んで1.0倍近くで売るようなイメージなので、企業の将来性より安全性を見ているだけ。
- ブランド力といった見えない価値を鑑みた実質PBRを考えることが必要?(これは、実質perを考慮するのと同じでは?)
- バフェットはPBRの高い株にも投資している!
- ROEについては、レバレッジを高めればROEの数値も高くなりがちなので信頼出来ない?この本の投資手法だと自己資本率70%以上を条件にしているため、ROEが低くなりがち?
- そもそも、ROEを考慮しないというのはおかしい?確かにレバレッジ次第でどうにでもなると思うが、そもそも論で株主の期待リターンに答えれない会社に投資するのはリスクとリターンがあってないのでは?
その他
- ファンダメンタルに目瀬かけて、なんだかんだでテクニカルより?
- 割安株投資というより、株を底値で買うための指南書? 市場で評価されていない、つまりPBR0.5倍以下の株で、製品力、ブランド力といったものがある株ってあるの? だから、投資期間も半年以内にしてる?ここがバフェットの超長期投資とは違うところかも。。。
ちなみに、この本と併せて、”めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門”も読んでみましたが、こちらも大変参考になりましたのでおススメです!
”現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」 ”はPBRを指標にした割安株投資について書いていますが、”めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門”の方はPER中心に書いています。こちらの本も次回のブログで紹介しますね!
本日は以上です!